前編はこちら

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前エントリに引き続き、前回のコミケ(2013年冬)と今回(2014年夏)出会ったちょうすてきな同人誌をご紹介しよう。テーマは「本格写真集編」だ。


■なんというハイクオリティのかわいらしさ!「屋上遊園地」「公園遊具」

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今夏のコミケを楽しみにしていた理由のひとつが屋上写真家フジオパンダさんのこの「屋上遊園地」だ。個人的にここのところ屋上に興味津々だったこともあり、ぜひお合いしたいと思ってコミケ会場内を訪ねたのが、フジオさん大人気でお客さんが絶えることなく、すこししかお話できなかった。残念。
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人気もそのはず。ものすごくハイクオリティ!写真ももちろんだが、デザイン、紙のチョイスからなにからなにまで、完全にプロの仕事。ちょうすてき。で、さらにすてきだったのが、同時リリースされていた「公園遊具」の写真集。これすごい!

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↑おそらく夜中にカメラ固定してバルブ(シャッター開けっ放し)にして、懐中電灯で遊具を照らす、というふうにして撮ったものと思われる写真。すばらしい!かわいい!

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↑これ、今はなき赤羽台団地の遊具だ!

いやー、ほんとにぼくもがんばらなきゃ!って思わされる逸品です。どちらもフジオさんのサイトで買うことができます。みなさんこれは入手するべき!


■大ファンです「軌道回廊」

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熱心なファンがおおぜいいる徳川弘樹さんの「軌道回廊」5冊目の新刊。ぼくがコミケに出した写真集と交換してしまったのですが、なんというか申し訳ない気分に。だってほんとうにすてきなんだもの「軌道回廊」!

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ご覧の通り、地下の駅ホームから線路が延びていく空間を撮ったもの。ほんとすばらしい。ご本人もすごくすてきな方。みんなほんと次回のコミケは徳川さんに会いに行くべき(出展されるかどうかわかりませんが)。それにしてもぼくらの普段通勤している空間はこんなにもかっこいいのだねえ。

昨年、雑誌「東京人」9月号の表紙も飾った「軌道回廊」。写真集として正式に出版されてひろく全国の方々に見てもらうべき!編集者のみなさん!はやく!


■うっとりしつつうちのめされます「houses」

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ぼくの大好きな写真家・石井保子さんの写真集。一見なんてことない郊外の住宅を撮っておられるのですが、これがほんとうにかっこよくて。うっとり見ちゃうんですが、同時にこれが写真家の仕事ってもんだよなー、と自分の未熟さを痛感したりもします。精進します。

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すでにシリーズ3冊目まで出ていますが、すべて完売してしまったようです。前回のコミケには出品されておられませんでしたが、ぼくはこの「#02」を通販で買いました。そしたらなんと献本いただいてしまって、いまうちに2冊あります。「ふたつあるんなら一冊譲れよ」とおっしゃる方がいるかもしれませんが、1万円でも転売する気はありませぬ!それぐらい好きなのよ、この写真集。ちょっとうちのめされるけどねー。


■すごーーーーーくくやしい!「Shopping Mall outside」

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何がくやしいって、ずっとショッピングモールを撮るべくチャレンジしていたんですよ。でもどうもうまく撮れなかった。そうしたら小野啓さんのこの写真集ですよ!すごくすてき!くやしい!

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↑かっこいい

いや、くやしいなんて言ったら失礼ですね。小野さんはすばらしい写真家で、ぼくが「やられた!」って思うとかそういう方ではないのです。すでに12年にわたって日本全国の高校生のポートレートを撮るプロジェクトを続けておられ、それがまたすばらしいのです。

小野さんのこの写真集で一念発起して、現在ぼくもあらためてショッピングモールを撮り始めております。がんばろうっと。


■こんなふうに撮れたらなあ「TN」

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そして最後。尊敬する写真家・坂口トモユキさんは今回も新作をひっさげてコミケに参加しておられました。こういうふうにしれっとすばらしい写真家がふつうに参加してるのがコミケの醍醐味ですよ!

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2007年に出会って興奮したすばらしい写真集「HOME」のシリーズと呼べばいいでしょうか。「TN」とは多摩ニュータウンのこと。深夜の多摩ニュータウンを撮っているのです。すてきだなあ。こんなふうに撮れたらなあ。

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2010年の冬コミで坂口さんの痛車写真集「Ita☆Sha」を見て、ぼくも同人写真集作ってコミケに参加しよう!って思って作ったのが「工場萌えO」だったのです。いわばぼくのコミケの先輩でもあります。

この痛車の写真集は後に「痛車Z」として商業出版されました。これもほんとうにすばらしいので、みなさんぜひ。実物のプリントみるとそのクオリティに度肝を抜かれるのでみんな見た方がいいと思うんだけど、またどこかで展示しないかなー。

■冬コミへ行こう。そしていつかサークル参加しよう!

なんだか全体的にぼくがいかに心酔しているか、ということをお伝えするだけのエントリになってしまいましたがしょうがない。すてきなんだもの。ともあれ、いわゆる一般的に思われているコミケのイメージがすべてではないということがおわかりいただけたと思う。みなさん必ず心打たれる1冊に出逢えること間違いないので、次回のコミケ(2014年12月28日(日)~30日(火)ビッグサイトにて開催予定)にぜひ足を運んでみてください。そして、みなさんもいつかぜひ何か作ってサークル参加したらいいと思うよ!