やっぱり鉄道趣味って奥が深いなあ!

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先日、仕事でJTBさんのビルにお邪魔した際に、おもわず興奮してしまったことがある。エントランスに時刻表の表紙がだーっつと飾ってあったのだ。

どうやら歴代の時刻表のようだ。すごく古いものから最近のものまで。

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↑これは比較的最近のものだね。1980年代だ。って、ぜんぜん最近じゃないか。でもまあ今の時刻表の表紙デザインとテイストは変わらない気がする。
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↑70年代。おー!70年代って感じがする。面白いのは、ざっと全体を見たときに人間がフィーチャーされてるのってこの時代だけなんだよね。上の80年代以降、今も表紙に人って写ってないよね。ふしぎ。

しかも、家族じゃなくて若者同士の旅行シーンが多い。「レジャー」の中心が家族から独身、学生へと移ってきた時代なのだろうと思う。真ん中上の1978年11月号は清里だし。左の方見ると「スキー・スケート」の文字が。スキーは分かるけど、スケートはちょっとびっくり。スケートしに旅行に出かける、っていうのが流行った時代があったのかな。

きっと80年代から旅行の中心はお年寄りになったのだろうか。あるいはお金を使う若者の移動手段が自動車になったとか?「時刻表の表紙に見る旅行観の推移」とかで論文書けそうな気がした。

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↑そして1960年代。真ん中の駅員さんの絵がかわいい!っていうのと、この時期にイラストから写真に変わっているのが面白いと思って撮ったんだけど、もっと大事なことがあった。肝心の号を撮りそこなってる。

それは画面右より見れば分かる。そう、新幹線開通だ。1964年の10月号を撮るべきだった。新幹線の開通と前後して写真を印刷に使う技術が高まり、コストが下がったということなのかな。この時代の勢いをこんなところでも感じる。ほんと誰か論文書かないか。

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↑で、50年代。いきなり時代を遡った観がある。つまり60年代になるまでは表紙にバリエーションなかったのね。「レジャー」が流行語になったのは60年代の頭で、つまりそれまでは時刻表も質実剛健なものだったわけだ。

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↑これは50年代後半。イラストに工夫が出てきた。「スキー」の文字もこの頃から登場。来るべきレジャー時代の足音が聞こえる。

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↑と思って見てたらある月だけ表紙が違う。4月号、何があった。

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↑これが一番古い部類だった。日本が参戦した頃のもの。上空に飛ぶ飛行機が時刻表の表紙に載せるものとしては一見不可解だけど、レイモンド・ローウィを彷彿とさせるデザインと合わせて考えるに「スピード」の時代だったのだろう。


このJTBさんのビル、打ち合わせで立ち寄っただけなのであまり時間がなかったのが残念。こんどゆっくり見たいなあ。

ぼく自信は「マニア」とか「趣味人」とか呼ばれるけれど、実は趣味会の王様である鉄道にだけなぜかあまり熱心になれない。自分でも不思議。でもこの時刻表覧は興奮した。

で、このエントリを書くに当たって「もしかしたらJTBのウェブサイトでアーカイブが公開されているかも」と思って検索したら、これら時刻表を全部持っている方のサイトがヒットした。

さすがだ。心底尊敬しちゃう。すごいなあ。