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ぼくは千葉在住だが、ちょくちょく大阪に行っている。もちろん、船で高速道路の高架を鑑賞したりとか、バイザゲートと呼ばれる不思議な形をした水門を見に行ったりとか、ジャンクションを見に行ったりとか、まあ例によってそういう目的ですが。

で、これらのドボク鑑賞は仲間(つまり熱中人さんたち)を募って行くことにしている。すばらしい構造物はみんなで見た方が楽しいからね。

そうなると、問題は打ち上げだ。せっかくあつまった同好の士たち。初対面の方々も大勢いるし、これはぜひ楽しく一緒に食事をするべきだ。でもどこで?

そう、なんせ集まっているのはドボク趣味の人間たち。打ち上げもこだわりたい。

そういうプレッシャーの中 (いや、ほんとうはそうでもないけど。適当な居酒屋でじゅうぶん楽しいんですけどね)、過日のドボクツアーの打ち上げは、ドボク仲間である@hirechopさんのコーディネートのもと、なんと「鯛よし百番」に行ってきたのだ!

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↑外観。おりしもあやしげな月夜。

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↑エントランスではやくも興奮状態のみんな。(大きな画像はこちら)

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↑ロビーはこんな(大きな画像はこちら)

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↑ロビーに面した中庭を渡る太鼓橋。右側のいたってふつうな壁紙とのミスマッチがぞわぞわする。(大きな画像はこちら)

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↑その太鼓橋から中庭を見る。(大きな画像はこちら)

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↑ロビー横にあった部屋。すごくキッチュ。(大きな画像はこちら)

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↑天井を見上げるとこんなだし!(大きな画像はこちら)

この「鯛よし百番」、ふつうに料亭なのだが、建築は大正時代の遊郭を使っているのだ。戦後に内装は作り替えているらしいが、この何時代か分からない感じはすごい。

豪華と奇妙なチープさが混然となっている。「キッチュ」という表現がこれほど当てはまる例もない。場所は、大阪の方ならよくご存じのあの飛田新地の中にある。かなり濃いエリアで、いまもちゃんと入り口に煌々とライトアップされた「いつの時代だ?」って感じのお姉さんがたが鎮座している(その横には必ず目つきの鋭いおばあさまがいる)店がいくつもある。そういう場所だ。

ちょっと検索すると「危ない」という情報がたくさん出てくるが、すくなくともぼくが歩いたときにはそういう感じではなかった。お店にも普通の若い女性客がたくさんいたし。そうそう、地形的にはこの飛田新地は窪地になってて、そういういかにもな点にぐっときたよ。

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さて、2階の部屋に通され、お互い自己紹介と食事はしたものの、すぐに館内の探検が始まった。

上の写真は1階のもの。2階はぼくらが打ち上げた部屋を含め、ぐるっと中庭を囲むようにお座敷が並んでいる。おそるおそる廊下に出て回ってみる。

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↑階段のひとつ。かっこいいんだかそうでもないんだかよくわからない。(大きな画像はこちら)

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↑こちらは別の階段。いきなりモダンな壁紙。折衷きわまれり。(大きな画像はこちら)

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↑2階の廊下。みしり、と音を立てる床をおそるおそる…(大きな画像はこちら)

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↑要所要所にこういった装飾が。(大きな画像はこちら)

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↑ほかに3、4組のお客さんがいました。(大きな画像はこちら)

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↑なぜかぐるりの廊下に東海道の宿場名とその模型(?)があったり。(おおきな画像はこちら)

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↑中庭を2階から(大きな画像はこちら)

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↑これはその昔遊女が股を洗ったのだとされる井戸。2階に。ほんとかなあ。

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↑部屋はそれぞれ装飾が異なっていて、ひとつはこんな。(大きな画像はこちら)

ほんと、妖しかった。もと遊郭ということもあるけど、なんともこのしっちゃかめっちゃかな様式と装飾。でもとても魅力的。残念なのは、あまり手入れがされていないようで、よく見るといたるとことぼろぼろだった点。

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↑玄関入ってすぐのところにある空間。ぼろぼろだ…(大きな画像はこちら)

うーん、「文化財」的にはとくに保存するほどのものではないのかもしれないけど、これはちゃんとメンテしたほうがいいなあ、と思った。

興味ある方はぜひ行ってみてください。これは今のうちに見ておいたほうがいいよ!