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■いよいよあたりが空港らしくなってきましたよ

こうやってずっとモノレール沿いに走ってみると、その景色の変わりようがじつに面白い。とくにこの羽田空港近く、大田区の町工場や住宅が広がるエリアから空港に近づくと、がらりと雰囲気が変化する。ぐっと自分が小さくなった感じ。

【場所はここ。前回で地下に潜ったモノレールはそのあと地上に出るのだが、ざんねんながらその脇には道路がないので併走できない。ふたたび出会ったとおもったら、またこうやって地下に。むむうー。大きな地図で見る】
だだっぴろい風景の中をずんずん走っていくと(愛でるべき橋脚がないのでスピードが速い)、新しくできた国際線ターミナルに到着だ。







思い思いにモノレールの終端を愛でる一同。夕陽に映えるモノレールの橋脚。なかなかの小旅行だった。なんでしょう、この達成感。
■輪切り橋脚!
このゴールの場所でおもしろかったのは、国際線ターミナルが新しくできたため、モノレールのコースが変更されているのだが、古い橋脚がまだ残っていたこと。




いやはや、こうやって橋脚って撤去するものなのか。初めて見た。なんかかわいそう。
田村さんは「いらないんなら持って帰りたい!」って言ってました。いつかお金持ちになって橋脚が置けるぐらいの大豪邸を手に入れていただきたい!ぼくもほしい!
■かえりはモノレールで。あっというま!
さて、いつまでも終端を鑑賞していたいが、そうもいかない。お腹も空いてきたし。
空港敷地内を引き返して、天空橋駅でレンタルした自転車を返し、そこから帰りはモノレールに乗ろう。つまり、自転車で来た道を、モノレールで眺めながらの帰路というわけだ。



田村さん、引き返す道でも鑑賞に余念がない。ちょうど新旧橋脚が分岐する場所を通った。今しか見ることができない面白い(でもちょっとものがなしい)風景を見ることができた。


いやほんと、橋脚見るためにわざわざ自転車、ってみなさん「どうかしてる」って思うでしょうが、一度やってみることをお勧めする!街の風景の切り替わりや、モノレール沿いに行く、というふつうとは違う移動原理で行動する、っていうだけでも見慣れていると思っている街が違って見えるよ。

みんながくつろぐ車内でも鑑賞に余念がない田村さん。