「みんなの冷蔵庫の中見てみたい!」

先日twitterで「みんなの冷蔵庫の中見てみたい!」とつぶやいたところ、たくさんの方々が見せてくれた。これがものすごく面白かった。



上がそのときの記録。もう、千差万別。賛同してくださった方々に独身が多いせいか、全体的に入っているものが少ない印象。あと、冷蔵庫のCMで見るような「キャベツがドン!」っていう冷蔵庫風景はほとんどなくて、ビンやタッパーが多い。ぼくらの食生活はパッケージ商品でできているんだなあ。

で、「たしか冷蔵庫の中の写真撮っている人いたなあ」と思い出した。まずはその名も「冷蔵庫」という写真集を出している潮田登久子さん。

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とてもすてきな写真集。中身は、冷蔵庫が置かれている台所などの空間の写真と、同じアングルで扉を開けたようすの2枚が見開きで並べられている。

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小さいのと大きいの2台体制。全体見てると、こういうふうにドアにいろいろ磁石で貼ってる例が思ったより少なくてびっくりした。

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上記のみんなにポストしてもらったもののように、とても整理されている。あと、主に80年代後半から90年代前半に撮影したものがおさめられているんだけど、これなんか冷蔵庫のデザインが「ザ・80年代」ってかんじでとてもキュート。いまこういう濃いめの色ってあまり見ない気がする。

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このすごい縦長の扉もすごい。あったなあ、こういうの。あと、横の食器棚がなんだかすてき。

それにしても、なんでしょうこのどきどき。上で『親に「人ん家に行ったときは勝手に冷蔵庫とか開けるんじゃありません!」と教えられた』とおっしゃっている方がいたけど、まさに冷蔵庫の中って「プライベート」だってことなんでしょうね。でも、並べられているものはべつにふつうなのがまたおもしろい。誰もがスーパーで買えるものだからね。そうそう、じぶんちと同じものが入っているとみょうにうれしいのもふしぎ。

で、このような冷蔵庫写真撮っているのはこの方だけではないです。

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"in your fridge" というシリーズタイトルで、冷蔵庫の中身と、その持ち主をならべて見せている Stephonie de Rouge という写真家さん。じっとみてると、根拠なく「ああ、いかにもこの人らしい」って思ってしまうのが不思議。

Stephonie de Rougeさんはこのほかに部屋の中を撮った"in your room"や、自分の住んでいる家の屋上で撮った"on your roof" などとてもすてきなシリーズ撮ってます。写真集欲しいなあ。

あとは、これはいかにもネット文化っぽい"Fridgewatcher" これキュート!
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ぼくがやったように、自分の冷蔵庫の中撮ってもらって投稿してもらったものを紹介しているサイト。いいなあ、こういうの。すばらしい。

twitterでの「冷蔵庫見せてください」 #myFridge は定期的にやろうと思います。きっと季節によってだいぶ変わってくると思う。あるいは自分の冷蔵庫を死ぬまで定点観測、っていうのもおもしろいと思う。結婚、子供が生まれて、ってずいぶんちがってくるんだろうなー。





分水嶺決めるのに海底地形図!

bunsuiダム好きで有名な萩原さんが、先日デイリーポータルZに書いた記事がとても面白かった。「市街地で分水嶺を探す」というもの。武蔵村山に荒川の支流と多摩川の支流が接近して流れているところがあって、ということはそのあいだには分水嶺があるはずだ!行ってみよう!というもの。

そういえば、ぼくもいぜん目黒川と宇田川の「分水嶺」が渋谷の近くにあるはず!と思って見に行ったことがある。

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(「時層地図」より。このアプリはちょうおすすめ!)

目黒川に注ぐ小さな流れのひとつの水源が東大駒場キャンパスの中の池で、宇田川にそそぐひとつが松濤の公園の中の池。この間が分水嶺ってわけだ!と。

まあ、厳密に言ったら分水嶺じゃないんだろうけど、なにが言いたいかというと「分水嶺」っていう響きに誘われてこうやって地図を見て、街を徘徊するのはとても楽しい、ということ。

で、いぜん出演していた「熱中時間」という番組に「分水嶺熱中人」が登場したことを思い出した。日本を北から南まで分水嶺を追って旅する方だ。すてきだ!とエキサイトしたことを覚えている。

堀公俊さんというこの方、本職は「組織コンサルタント」だそうで(お名前で検索するとその方面の情報がまずヒットする)、またびっくり。

で、この方の本を読んでみた。その名も『日本の分水嶺―地図で旅する列島縦断6000キロ』。

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まずびっくりさせられるのが、日本では正式に分水嶺がどこか定められていない、という事実。

国土地理院が発行する地形図のどこを探しても分水嶺を示す記号なんか出てこない。もちろん書店や図書館に行っても、分水嶺について書かれた本はまず見つからないだろう。(中略)しかし不思議なことに、これがアメリカだとまったく事情がちがってくる。あちらではどこの本屋でも売っている最もポピュラーなランドマクナリー社の道路地図にさえ「Continental Divide (大陸分水嶺)」と名付けられた一本の線が、しっかりと書かれてある。


たしかに。言われてみれば学校教育で分水嶺について習った覚えもない。考えてみればぼくは比喩としての「分水嶺」しか知らない。「いまこそ勝利と敗北の分水嶺」とか。

なんで日本とアメリカで分水嶺に対する態度が異なるのか気になる。というか、逆に言えば分水嶺がどこなのかなんて決めなくても支障がない、ってことなのかな。

など、分水嶺についていろいろと考えさせられる。が、ぼくはまずもってとにかく巻頭のこの折り込みページにぐっときたわけですよ。

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なんなんでしょう、これ眺めてるだけで一日過ごせそうな感じ。ここで著者によって引かれている分水嶺は、日本海と太平洋とに別れて流れていく河川の分水界をつないだものだそうだ。総延長6000キロ!

ぱっと見てまず「おや?」と思うのは青森の大分水嶺が下北半島じゃなくて津軽半島なのか!っていう点だ。じつはこれには諸説あるそうだ。その諸説あっちゃう理由のひとつが「津軽海峡というのは、海上保安庁の海域区分によれば、太平洋にも日本海にも属しておらず、独立した海区となっているらしい」というもの!そうなのか!びっくり!

ではどうして津軽海峡側をとったのか、というその説明がすごい。

ところが海底地形図を見ると、あきらかに白神岬と龍飛崎とがつながっており


分水嶺決めるのに海底地形図!かっこいい!さらにびっくりしたのは、

(青函トンネルは)、海底面下も含めて大分水界のほぼ真下を通っている。その理由はお分かりのように。海底地形を十分に調査したうえでルートが決められたからである。


という文。銀座線みたいだな、青函トンネル!

そのほかにも「千歳空港は日本で最も海抜が低い分水界か」などわくわくする記述がたくさん。これについて著者がさらっと

実際には、大雨の日に滑走路の水がどちらに流れるかを観察しないとはっきりしたことは言えない。


などと言っていること。おもわず笑ってしまった。

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この本がすてきなのは、分水嶺についてというより、分水嶺を手がかりに道路や歴史、温泉や食べ物などをめぐる読み物になっている点。それでいて一流の「熱中人」ならではの正確を期するスタンスはきっちりと。感服だ。いちどお会いしてみたいです。萩原さんと一緒に。





屋根なし2階建てバスで首都高をぐるぐる!

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■ひとりぼっちじゃないよ!

ぼくは『ジャンクション』なんて写真集を出しちゃうぐらい、立体交差に熱中しているわけですが、こういう趣味を持っているのはぼくだけではない。ほんとですって。ひとりぼっちじゃないよ!

オープントップ二階建バスを貸し切って、首都高の二層になった上の段の橋桁の裏を眺めるツアーって面白そう。そうでもないです? RT @orange_Q 面白そう RT http://bit.ly/cs8dpl RT @perudomingo スカイバスで首都高へ。箱崎入り口13 Aug via web Favorite Retweet Reply



ほら、こういうことを考える人がいるんです!ぼくのほかにも。

これはぼくの知り合いの、箱崎さん。上のように、twitterでも@hakozakiと名乗る彼、この名前はいわゆるハンドルネームというやつで、本名ではない。そう、「箱崎」といえば箱崎ジャンクション!このネーミングからもわかるように、彼もまた「ジャンキー」(ジャンクション好きのこと。ぼくが勝手にそう名付けた)なのだ。

ここで彼が言っている「オープントップ二階建バス」というのは、これ↓
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2階建てで、屋根がない!

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乗ると、こんな感じ。うひょー!高い!

これはSKYバスという乗り物で、毎日定期観光コースを運行しているんだけど、貸し切りもできる。箱崎さんは、そこに目をつけたわけだ!慧眼とはこういうことをいうのだ。すばらしい!

とてもすばらしいと思ったので、ぼくはすぐさまリプライしました。

やるやる! RT @kakuyodo: 山手トンネルの天井ギリギリを攻めてみたいw RT @hakozaki: @roadjapan やりましょ…う? 人あつまるかな? コースも練りたいですね。RT すごくやりたいです。RT 二階建バスを貸し切って、首都高の橋桁の裏を眺める14 Aug via Saezuri Favorite Retweet Reply



で、さっそく参加者を募り、実施したのです。冒頭で「ぼくだけじゃないんです!」なんて息巻いたけど、じっさい集まるかどうかちょっぴり不安だった。貸し切り料金を参加者人数で頭割りすることになっていたので、箱崎さんとぼくだけ、とかになるとたいへんな出費だ。

dpzまあ、そんな心配は杞憂にすぎず、実際には告知からものの1時間ほどで定員いっぱい。ほくほく顔で第1回を執り行った。その様子は←に書きました。【ニフティ デイリーポータルZ | 『首都高をジェットコースターで走る』

このときは、最近できた大橋ジャンクションと山手トンネルを堪能するコースを選んだのですが、やはり首都高と言えば環状線。"ザ・トーキョー"とも言えるここを文字通りぐるぐる走りたい。それにこの1回目でざんねんながら定員からあふれてしまった方々にもチャンスを、ということですぐに第2回を執り行ったしだい。

ほらね、ぼくひとりぼっちじゃないでしょ!

■みんな大興奮!続きを読む

表現がものすごくおもしろい『吊革ブログ』

tsurikawa


ぼくの大好きなサイトです。

吊革ブログ

このブログに出会ってから、電車に乗ると吊革をつい確認してしまいます。

「都営大江戸線と同じ形です」とか「北総鉄道北総線のつり革にもどことなく似ています」とか、さらりと書いてあって、すごいなあ、と思います。あと「無限の可能性を感じさせてくれる逸品です」とか「圧倒的戦力で車両を支配するつり革」とか、表現がものすごくおもしろい!

いつまでも末永く更新し続けてほしいすばらしいサイトです。

そういえば屋外に蛇口あるよね【外蛇口ドットコム】

sotoj


これはやられたなあ、と悔しく思います。ほんとうにすばらしい。

建物の外に出ている蛇口=外蛇口をひたすら撮るよ!『外蛇口ドットコム』

屋外にある蛇口、「外蛇口」を集めているサイト。そういえば屋外に蛇口ってあるよね。家の中にあるものと思い込んでるものが、じつはあんなところやこんなところにも!

カテゴリ分けがすごくおもしろいです。「よくいる子」って!
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