あの「サーモグラフィー・セーター」が通販に!?

mosoこのブログ、いつもはぼくが好き勝手なことをやって好き勝手に書いているんですが、これはちゃんとした映像制作会社「ぷろぺら」のサイトなわけです。ぼくも忘れがちですが。

で、今回は満を持して「ぷろぺら」が作った愉快な番組をご紹介しよう、と。

まあ、ぼくが好き勝手書かせてもらってるぐらいなので、トンチの効いた企画をする会社なわけですが、それでもこの番組見て、そうかこうきたか、と思ったわけです。

どうきたかっていうと、ぼくの連載しているデイリーポータルZのライター仲間である乙幡さんをフィーチャーしての番組を作った、とそういうわけ。

■NHKワンセグ2にて
■2011年11月5日 13:00〜13:20
■「青山ワンセグ開発

タイトルは「もーそーまーけっと」。そう、デイリーポータルZでどうかしているもの(褒め言葉)ばかり作っている乙幡さん、『妄想工作』という本も出している彼女のそのどうかしている(褒め言葉)作品を通販仕立てで紹介するという番組です。

で、今月11月に3週にわたって3つの「妄想工作」作品を通販仕立てる予定で、第1回が明日5日の午後1時より。第1回は、あの「サーモグラフィー・セーター」だ。

RIMG8278
↑これね。【デイリーポータルZ『サーモグラフィー・セーターで暖かく見えるか』】

デイリーの記事では石川さんに着せて暖かさを感じる演技をさせていたわけですが
RIMG8257
↑せいいっぱい

今回の番組の中ではプロによる使用感を演出。
sm
↑冷凍倉庫みたいなところで働く方に、その効果を実感して頂きました!ほんとか。いいのか、NHK。

とまあ、こういう感じですよ。面白かったよ、出来上がった映像見せてもらったら。編集前の映像一部もらったのでUPしてみました↓


…編集前の映像って、シュールだ。なんだこれ。

で、この番組、投票があります。乙幡さんからも告知ありますが、番組見て面白かったら投票して頂くと、引き続き妄想工作の数々がレギュラー番組化されるかもしれないという仕組み。放送終了後「青山ワンセグ開発」のサイトから投票できるはず。(というか、NHKワンセグ2ってぼく見たことなかった。あれだ、ワンセグ見ることができるケータイとかで2チャンネルにあわせればいいみたい)

ということで、みなさん明日5日は「もーそーまーけっと」よろしくお願いします。



大正時代の遊郭が料亭に〜『鯛よし百番』に行ってきた

title

ぼくは千葉在住だが、ちょくちょく大阪に行っている。もちろん、船で高速道路の高架を鑑賞したりとか、バイザゲートと呼ばれる不思議な形をした水門を見に行ったりとか、ジャンクションを見に行ったりとか、まあ例によってそういう目的ですが。

で、これらのドボク鑑賞は仲間(つまり熱中人さんたち)を募って行くことにしている。すばらしい構造物はみんなで見た方が楽しいからね。

そうなると、問題は打ち上げだ。せっかくあつまった同好の士たち。初対面の方々も大勢いるし、これはぜひ楽しく一緒に食事をするべきだ。でもどこで?

そう、なんせ集まっているのはドボク趣味の人間たち。打ち上げもこだわりたい。

そういうプレッシャーの中 (いや、ほんとうはそうでもないけど。適当な居酒屋でじゅうぶん楽しいんですけどね)、過日のドボクツアーの打ち上げは、ドボク仲間である@hirechopさんのコーディネートのもと、なんと「鯛よし百番」に行ってきたのだ!

_DSC8764n
↑外観。おりしもあやしげな月夜。

lb03
↑エントランスではやくも興奮状態のみんな。(大きな画像はこちら)

lb
↑ロビーはこんな(大きな画像はこちら)

続きを読む

トンネルって、2度楽しめる!

title

考えてみたらトンネル経験があまりない(トンネル経験ってなんだ?)。トンネルの思い出がほとんどないのだ。たぶん、これはぼくが西船橋という真っ平らな土地で育ったからだろう。そのかわり、わくわく感はある。つまり、旅に出たときぐらいしかくぐらないので、おのずとぼくにとってトンネルは遠出の象徴になるわけだ。


■あこがれの方にお会いできた!

P7233054さて、そんな「トンネル初心者」のぼくが今回参加したのが「横須賀隧道めぐり」と銘打ったもの。「隧道」とはトンネルのこと。これがほんとうに楽しかった!案内してくれたのは左の写真の「トリさん」こと石井あつこさん。廃道趣味で知られる方だ。【トリさんのサイトはこちら→「kotokotori」】

実はぼく、ずっとお会いしたいと思っていた方なのだ、トリさん。クルマの免許も持っていないぼくだけど、国道趣味の第一人者である松波さんとお近づきになって以来、道路に興味がわいたのだ。【松波さんのサイトはこちら→"japan.road.jp"】(最近お会いしてないけど松波さん元気かしら)

そうなると、その方面の方々の名前と活動っぷりを見聞きするようになるのがネット時代というものだ。そんなわけでいくつかの道路趣味サイトを見てまわっているうちにトリさんのことを知った。ぼく自身もジャンクションとか鑑賞してまわっている人間なので、気がつけば共通の知人がいることも分かり、いつかお会いすることがあるだろう、と思っていた。そうそう、ぼくも出演させてもらった「熱中スタジアム」にも出演されていた

_DSC7309
京急追浜駅に集合した参加者のみなさん。なんと遠くは和歌山からおいでになった方も!すごい!

_DSC7316←みんなでトンネルを求めて歩きます。

で、今回のこのツアーでめでたくお会いできたというわけだ。注目いただきたいのは、このツアー、れっきとした旅行会社が主催するものだということだ(→たびの発見の運営)。じつはここではぼくも工場のクルーズの監修をさせていただいた。トンネルやら工場やらがツアーに。いい時代になったものだ。



■トンネル楽しいぞ

01
まずはひとつ目「深浦隧道」おお!かっこいい!みんな夢中だ。

今回のコースはもちろんトリさんが選んだものなのだが、これがほんとうに楽しかった。

今回のコース。(大きな地図で表示)

_DSC7336←もちろんみんなでトンネルくぐります。

いまこうやってGPSのログを見直したら、8.2kmも歩いてるのな!ぜんぜんそんな長距離な感じがしなかった。楽しくて。

あと、いまGoogle map見てびっくりしたのがトンネルの名前が表示されないこと。いかんなあ。そういえば水門好きの佐藤さんも、水門の名前が書かれてない、って嘆いていたっけ。まだまだだな、googleも。あ、でも団地名はちゃんと入ってるので今回は許す。


_DSC7346
この内側の金属がすごいかっこいい。このテクスチャ!

_DSC7349
いいな!かっこいいいな!

_DSC7380←住宅街の細い道の向こうにとつぜん現れるトンネル。山だらけの土地なので不規則なカーブが多くて、そのおかげで「曲がるとむこうにトンネルが出現!」っていうダイナミックなシーケンスが楽しめる。これは千葉北西部の真っ平らなところで育った人間には衝撃的。

近づいてみると、これまたさきほどのとは全く異なる佇まい。いいなー!これもすてきだ!
_DSC7382
筒井隧道というトンネル。この縦長スレンダーなプロポーションはどうですか!

_DSC7394
いやほんと楽しいなトンネル。

_DSC7395←しっとりとトンネルを愛でる一同。

えーと、さっきから「楽しいな」とか「かっこいい!」しか書いてないな、すまん。トリさんは、そのさすがの博識ぶりで細かくいろいろ説明してくれたんだけど、ぼく、見とれちゃってメモとかとってないんでここにそういう情報書けない。ほんとすまん。詳しいこと知りたかったら、みんなトリさんと仲良くなって教えてもらうといいよ!(←ちょうなげやり)


■なにが「2度楽しめる」のかというと

_DSC7391←この「通り抜けてからしみじみふり返る」っていうのがいいなー、と。

で、タイトルの「2度楽しめる」はなにかというと、こうやってトンネルめぐってみて気がついたわけですよ。「トンネル入り口を鑑賞」→「通り抜ける」→「ふり返る」ってすてきだな、と。当然のことながらトンネルにはかならず2つ以上の開口部があるわけでして、それぞれの口に味わいがあるのだなあ、と。あと、理想的には往復するのがいいと思った。行きと帰りとでは同じトンネルでも見え方が違うからね。

_DSC7412
↑これ、今回たずねたトンネルの中でいちばんぐっときた逸品。「梅田隧道」だ。もうなんか、まわりのうっそうとした雰囲気からして別格、って感じだった。

この日、たくさんのトンネルに案内してもらったのだけど、ここではなかでもぼくがぐっときたものだけを紹介している。きっとまたトリさんツアーやってくれると思うので、ぜんぶ見たいってかたは参加するといいと思うよ!(←なげやり)

で、上の梅田隧道。これはほんと別格だった。きけばこのトンネル、民間で掘ったトンネルとしては横須賀でいちばんはじめのものだという。
_DSC7406
記念すべきものだけあって、碑も立っていた。曰く、横須賀が軍港になって、漁業をしていた人たちの仕事が軍需ものになった。で、山を越えて通勤しなきゃならなくなったんだけど、それはちょうたいへんなので、1886年にみんなで力を合わせてこのトンネルを掘った、とある。

「こういう苦労をしのびながら愛でるのがいいんです」とトリさんは言う。ぼくが彼女と話をしてすごく感動したのが「想像できないものはあまり興味がわかない」という一言を聞いたときだった。

「確かに歴史的なものに惹かれはするんですけど、たとえば江戸時代の隧道跡、なんかは、あまり。やはり明治以降、戦前なんかだとすごく興味が持てます。『どんな人たちが、どんな思いで掘ったんだろう』『どういう使われ方をしたんだろう』とか、そういう想像をめぐらせるのが好きなので」

トリさんがすてきだなあ、と思う理由がこのときはっきりわかった。鉄道とか道路趣味の方々とお話ししていくと、門外漢のぼくはときどきあまりのその博識ぶりに圧倒されちゃうんだけど、彼女の「想像力の及ぶ範囲」というのは、ぼくにも想像できる範囲なのだ。こういうふうにそのすてきさを共有できるスタンスを自然に持っている、ってほんといいなあ、と思った。

「たとえば、酔っ払ってトンネル歩いた、っていう地元の方のお話しとか聞くと、いいなあ、って思うんですよね」
「トンネル、っていうとよく言われがちなのが『心霊』なんですが、あれわたしだいきらいなんです。そんなことよりもまえに想像することがあるだろう!って」
そうそう!これはほんとそう思う。なんでも心霊でかたづけるのって、逆に想像力の欠如だとおもう。ほんとトリさんすてきだ!


■トンネルには2種類ある

_DSC7415
トンネルには2種類あると言うことが分かった。ひんやりするトンネルとそうじゃないトンネルだ。この梅田隧道はすてきなひんやりタイプだった。特に夏のトンネルめぐりでは実感する。

01umeda
これも最初の深浦隧道と同じテクスチャ。かっこいいなあ。

02umeda
真ん中に立って左右をパノラマしてみた!(大きな画像は→こちら)

04

↑で、通り抜けた先でふり返ると、こんな。いいねえ。なにがいいって、

_DSC7449
この、トンネルの上からツタがにょろりとぶらさがってるのがいい!かわいい。


■駅もか!

_DSC7529
やおら田浦駅という駅に連れてこられた。そうか、列車用のトンネルもあるよね。きけば水道用のトンネルとか、トンネル界にはいろいろなものがある。

_DSC7521
この駅、ホームの両側がトンネルで、乗車位置もぎりぎりだ!

_DSC7540
↑ちょうぎりぎり!すごい!

_DSC7538
↑こんなぐあいに列車が停まる(見そびれたが、なんと反対側は1両目がトンネル内に突っ込んじゃってるんだって!)

_DSC7526
馬蹄形っていうのかな、この形いいよねえ。


■トンネルツアーなのにあえてトンネルを避けるとは?

今回のツアーでいちばんびっくりしたのは、山登りが始まったこと!
_DSC7552
えっ!登るの?

_DSC7556
ふつうに登山なんですけど…

「トンネルが無かった時代、いかに往き来がたいへんだったかを体験していただこうと思います」とトリさん。なるほど!

_DSC7559
峠には神社も。

「あってあたりまえのようになっていますが、トンネルがいかにありがたいものかがわかったと思います」いやほんと、たいへんだった。ヤブ蚊におびえながらの息切れ登山。トンネルばんざい。というか、トンネルツアーなのにトンネル使わない、ってすごい。

_DSC7569
山から下りて、そのありがたいトンネルの上へ。「トンネルの上にいるってだけでエキサイトしないですか?!わたしはします!」ってトリさんが興奮しててかわいかった。


■また行きたい

さきほども書いたが、この日はまだまだたくさんのトンネルをめぐったのだけど、全部は紹介しきれない。ぜひみなさんもトンネルツアーに参加してみてください。きっとまたやるから。ぼくもまた行きたいなー。

そうそう、まえまえから思ってたんだけど、道路趣味の方々はトンネルのことを「隧道(ずいどう)」って呼ぶのが印象的。もしかしたら普通の人はトンネルにそうとうする日本語ってなに?ってきかれてもこたえられないんじゃないだろうか。これはふしぎだ。だってたとえば橋だったら「橋」って言葉を使ってる。決して「ブリッジ」と日常呼んだりしない。

でも今回、こうやってトリさんの言った「想像を働かせて楽しむ」をやりながらめぐってみると、なんとなく「トンネル」じゃなくて「隧道」って呼びたくなった。



P7233078
↑ツアーのあと横須賀軍港クルーズをご一緒したんだけど、船上からめざとく「あ!隧道が!」ってみつけててさすがだ、と思った。



ソフトクリームの、あれ。『ソフ地図』

sof


ぼくのすきなデザイナーの名久井直子さんのサイト『ソフ地図』。ソフトクリーム売ってるお店の前に置いてある、でっかいソフトクリーム型の看板(?)の写真をあつめたものだ。ご本人が見つけたものもあるけど、投稿がたくさん。

これがめっぽう愉快。

どれもおなじ、と思うなかれ。思いの外千差万別。海外からの投稿もあって、まあ海の向こうのソフは違っててあたりまえだよね、って思うんだけど、国内産もバリエーション豊か。もの自体は同じ形状でも、置かれてるシチュエーションの違いが味わい深いんだよね。

ときどき独自のかっこうしたやつもいる。だいたいが「なんでそんなカスタマイズを…」っていうもの。たとえば

20091106_467587
↑なんで顔描いた…

これ、じつはぼくが投稿したもの。さすが鶴橋、としか言いようがない。

みんなもソフみつけたら投稿してみよう。





大阪で2度目の開催「間取り図ナイト」

2

ぼくの友人に「間取り図好き」がいる。じつは間取り図好きって日本中に、いやおそらく世界中にたくさんいて、mixiの人気コミュニティのひとつが「間取り図大好き!」コミュだ。で、そのぼくの友人、森岡さんはそのコミュの管理人なのだ。

コミュニティだけでなく、これまで森岡さんがホスト役を務めたイベント「間取り図ナイト」は9回も開催されていて、前売り券は毎回あっというまに定員に達する人気。ぼくも相棒としていつも出演させてもらっている。

先日その「間取り図ナイト」を大阪で敢行してきた。これが楽しかった!まあ、毎回楽しいんだけど!

DSC01204左の写真が、発表中のぼくら。向かって左が森岡さん、右がぼく。

このイベント、どういうイベントかというと、森岡さんが集めた「へんな間取り図」「味わい深すぎる間取り図」をスライドショーしていき、それにコメントしていく、というもの。って、これだけきくとぜんぜん面白さが伝わらないと思うけど、ほんと、世の中にはびっくりするような間取り図がたくさんあるのだよ!

これまでのイベントのくわしい内容は見に来てくださった方のブログレポート記事などをご覧いただきたい。ぼくがここで書きたいのは、いっしょにイベントやってきて思ったこと。

たぶん、おかしな間取り図を見て楽しむ、っていってもそれ書き損じ、ただのミスでしょ?と思うと思う。ぼくもさいしょはそうだった。

sugiたとえば左のもの。これはじっさいイベントで紹介した作品。面白い。面白いけど、これが面白いってどういうことなんだろう?と考えたわけですよ。

森岡さんは常々「本当にそんな間取りが存在するのか?ただの描き間違えじゃないの?」という疑問はスルーすること、と言っている。これが当初はよくわからなかった。よくわからないけど、愉快だからいいか、と思っていた。

だんだん分かってきたのは、やはり森岡さんが集めた膨大な間取り図をさんざん見てから。つまり、間取り図っていうのは、図面じゃないんだな、って気がついたわけです。

まあ、あたりまえなんだけど。

ここ数年だけでも間取り図ってけっこうスタイルが変化している。それは間取り図を簡単に描くことができるパソコンソフトの普及っていう送り手の事情もあるし、部屋に求めるものの変化という受け手側の事情もある。これで言えば「杉」がセールスポイントになる、っていう判断があったわけですよね。

それに比べると、図面っていうのは専門家同士のルールでできているので、そう変化しない。ころころ変わっては困るものだ。

時代の雰囲気をけっこう表現しているんじゃないかな、間取り図って。そう気がついたわけです。

たとえば前回ぼくがイベントのために用意した間取り図↓
_DSC8644

ぼくの大好きな高架下建築の物件なんだけど、これを森岡さんがいたく気に入っていた。太い線、細い線、階段や板の間の表現、押し入れふすまの前後がどっちかが律儀に描いてある点、そしてお風呂場を示す温泉マーク!一見して古式ゆかしい表現だとわかる。味があってすばらしい、ということだった。

そうかー。ぼくは単に高架下のものだから構造が面白いな-、ぐらいにしか思ってなかったんだけど、森岡さんのこの評を聞いて、なるほど!と思った。そうだね、こういう描き方、ぼくはできないし、たぶん不動産屋さんでひごろ間取り図描いている方であっても、若い人だと描けないかもしれない。

そういうのコミで間取り図というものを眺めると、いろいろ見えてくるというわけだ。いつも森岡さんは「イベントだとウケがいいからへんなもの中心になっちゃうんだけど、ほんとはなんの変哲もないふつーの間取り図だけをじっくり見てもらいたいんだよねー」といつも言う。

勇気を出して、次回はそれでやってみるか!いや、どうかなー。悩むなー。

  • ライブドアブログ